認知的不協和(にんちてきふきょうわ)という言葉を、ご存じですか?
心理学用語で
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
参考:wikipedia
ということです。
これって、ダブルバインド(二重拘束)と言うのと似ているのかもしれません。
自分のなかで、「いいこと」と「悪いこと」が同時にあって、罪悪感が生じたり、ブレーキがかかってしまったり、
自己否定感が強くなったり、うまくいかないと思いこんだり、、、。
自分の行動を、肯定しようとするのが、認知的不協和です。
例えばタバコがやめられない例として、タバコは身体によくないとわかっているけれども、わかっていながら、やめることができない。
そうすると、タバコを吸っていることを正当化しようとするのです。
たとえば、『タバコを吸うと、リフレッシュしてストレスが解消されやすくなるんだよな~。ストレスが少ないほうが健康的だし。』というように。
価値観という枠で捉えるといいのかもしれませんが、人が行動するときというのは、たいてい肯定的意図があるものです。
タバコの例で言うなら、ひとりの時間を楽しみたい。とか、リフレッシュしたい。とか、何らかの理由をつけたくなるじゃないですか。
身体によくないことだとわかっていても、吸いたくなるわけですから、正当な理由が必要なわけです。
正当化。これが生きるうえで必要なんですよね。個として。。。
つまりどういうことかというと、人は、自己一致、自己不一致というのがあって、自分の内側と外側が一致しているとき、『ありのまま』を実現できます。
ありのままで生きることができたら、どんなに楽しいか。そんなの誰でも思いますよね?
ダライ・ラマとか、マザー・テレサとか、ありのままに生きている人というのは、たいてい自己一致しています。
人は、承認の欲求というのを持って生きています。
産まれたときから、ずっと。
これが満たされないと、生きづらさを感じてしまい、ストレスになるのです。
だから、認知的不協和というのは、本人にとっては、あってはならないものなので、行動していることに理由をつけて『正当化』したくなるのです。
無意識に。。。
認知的不協和というのは、いつでもどこでもあぶくのように発生します。面白いほどに。
消費者目線で相手の気持ちを考え、ネットビジネスに活かすことができるようになると、
いいかもしれません。